俺様生徒会長に鳴かされて。
もうヤバいくらい
朝も昼も夜も、ずっと優羽といてぇ。
「じゃいいだろ、俺と暮らすぞ」
「えーえーでもでもぉ、やっぱり女の子と一緒のほうが楽しいよね??」
「寧音…ってめぇはさっきからウゼぇんだよ。大人しく譲りやがれ」
「ウザいのは彪斗っ!威張るのもいい加減にしてっ!
ねー優羽ちゃん、私と彪斗、どっちがいい??」
「俺にしろっ、優羽!」
「私と一緒にくらそ!?」
俺と寧音を交互に見つめて、
くす、
と優羽は可愛く笑った。
「寧音ちゃんと、暮らしたいです」
がーん…。
「やったー!
はい、ということで彪斗、とっとと出て行って!」
「ち。わかったよ」
とぼとぼ、と俺は背中を丸めてドアに向かった。
けど、
「…おい優羽」
「あ、っはい」
「明日から、学校くるんだろ」
「…はい」
「ち、ちゃんと、メガネとその頭で来いよ」
「はい…」
「一緒に暮らすのは大目に見てやる。
けど、おまえは、お、俺のものだってこと、忘れるなよ。
明日からは、俺の言うことは絶対に、なんでもきかなきゃ、だ、だめなんだからなっ」
どうしてどもってしまうのか…解からないまま言いきると、
バタン!!
と乱暴に閉めて、俺は部屋を出て行った。