俺様生徒会長に鳴かされて。

「君の気持ちは知っているよ。人前で歌うのは嫌だってことはね。でもそれでは、あまりに惜しい。ダイヤの原石と知っていながら、みすみす見過ごすなんてできなかったんだ」



ひどい。



わたしは須田さんを信頼していたのに。



いつどんな時だって、わたしの心を一番に尊重してくれるって信じていたのに。



けど、言い返せない。
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