俺様生徒会長に鳴かされて。

「君を歌手にするのは、お父さんの私への遺言でもあるんだ」





そ、んな…。





信じられない。



だってお父さんだって、わたしの気持ちは解かっていてくれた、はず…。



はずだよね、お父さん…?





「どうしても嫌だというなら考えてもいい。

でもね、優羽ちゃん。

ここを去るのは、君が大好きだったお父さんが君に宿した想いをも捨てる、ということになるんだからね?」
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