俺様生徒会長に鳴かされて。
「おー彪斗―。お早いご登校でー。また朝がえりー?」
かったるく教室に入ると、クラスメートで同じ生徒会の洸(こう)が、ファッション誌に目を落としたまま話し掛けてきた。
今はちょうど一時間目が終わって休み時間になっていた。
けど、教室はガラガラだ。
ほとんどのやつは撮影とか収録とかで深夜まで仕事してるから、一、二時間目はいつもこんな感じだ。
「えーと、昨晩のお相手はだれだっけー?モデルの玲奈ちゃん?それともKIRAの藍那ちゃん?」
「……」
むすりとシカトしていると、洸はちょうど二人が載っているページをパラリ、パラリ、と見比べて、わざとらしく大きな溜め息をついた。
かったるく教室に入ると、クラスメートで同じ生徒会の洸(こう)が、ファッション誌に目を落としたまま話し掛けてきた。
今はちょうど一時間目が終わって休み時間になっていた。
けど、教室はガラガラだ。
ほとんどのやつは撮影とか収録とかで深夜まで仕事してるから、一、二時間目はいつもこんな感じだ。
「えーと、昨晩のお相手はだれだっけー?モデルの玲奈ちゃん?それともKIRAの藍那ちゃん?」
「……」
むすりとシカトしていると、洸はちょうど二人が載っているページをパラリ、パラリ、と見比べて、わざとらしく大きな溜め息をついた。