Secretな関係 1.5
「あ!そうだ!おみくじしようよ!」
さっきまでの静けさはどこへ行ったのやら。
神社に着くなり裕也の手を引いて子どものようにそう言う私。
「はいはい」
「やった!」
おみくじを買って、一緒に開こうと提案すると意外とすんなり了承してくれた。
「せーの!」
一緒におみくじを開く。
「わ!大吉だ!」
裕也は?と覗き込むと、そこには中吉の文字。
「…うーん、微妙だね」
「可もなく不可もなくってところだろ」
「そうね…」
どうせなら大凶くらい引いちゃえば面白かったのに…なんて考えてちゃだめだよね!バチが当たりそうだもの。