お婆ちゃんは魔法使い
時間がどんどん過ぎて夕暮れ近くになって来た。
孝介は眠そうな細い目でテレビを見て居る。
どうしても宿題を仕上げなければ
留守を預かるお婆ちゃんの責任が果たせない。
どんどん時間が過ぎて行く。
午後の3時の時間になった。
焦ったお婆ちゃんは
傍にあったコピー用紙を持って来て絵を書き始めた。
お婆ちゃんは雰囲気を出しながら必死で孝介が
遊んだと想われる動きを想像して書き始めた。
近くにある野原と野球のボールを書きながら
孝介の顔を覗こうとしたら 何を考えたか孝介が
ぱっとお婆ちゃんから 鉛筆を取り返した。