お婆ちゃんは魔法使い
そうすれば 絵を描いた紙から
昨日の遊んだことを鎖のように次々と思い出して
作文が書けると 一層自信を持った。
「孝介君 絵の順序を追って話を繋ぎ
遊びを絵に描いたことがそのまま
話せるんだから 絵が描ける人は
作文を書いたと同じなんだからね。
もう幸介君は作文の宿題が出来たと 同じなんだよ。」
そうお婆ちゃんは作文が出来上がったような喜びを
浮かべながら孝介に自信を持たせた。
絵を描いたことを話せる孝介に
書けるんだと言う確かな自信を持たせたかった。