お婆ちゃんは魔法使い


期待を込めながら ペンを紙の上に置いたら



孝介は興奮したように 目をぱっと開けて言った。



「お婆ちゃん・・お婆ちゃんは



聡君の部屋に入ったことないだろう。



聡君の部屋は薄暗くなんかないよ。



大きな 窓が ふたつもあるんだ。



聡君のお父さんは 星を見るのが 好きなんだって・・



夜になると お父さんも聡君の部屋に来て 




星を一緒に見るんだってよ。




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