お婆ちゃんは魔法使い
「幸介君 もう少し頑張ろうね。」
目配せしながら エールを送った。
お婆ちゃんはまた優しい低い声で語りかけた。
「 夕方だったね。聡君の玄関に入ったよ~~。
聡君の家は もう薄暗い 玄関になって居たね。
『こんにちは』と言いながら
聡君の 家に入ったんだろう~~。」
「うんそうだよ。」
「そう~そう~頭に浮かんだね。
幸介君、旨い~旨い~その調子だ。
お婆ちゃんと一緒に小さい声で良いから
話してね。それが作文なんだよ。」