お婆ちゃんは魔法使い



お婆ちゃんがそう言うと、孝介はまた


目を剥き出しにして興奮した。


走り廻ったなどと言われた孝介は慌てた。


「お婆ちゃん・・僕・・ そんなことしないよ。


聡君の家には お母さんが居て


おやつを出してくれたんだよ。」


「そうかあ~・・・そうだったの・・


ごめん・・ごめん・・・お婆ちゃんは 


聡君とふたりで家の中を走り廻ったら


叱られるだろうな。と心配になったのよ。」



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