お婆ちゃんは魔法使い
お婆ちゃんはカラオケに使える
ラジオのような小さな録音機を孝介の前に出した。
「ほーら 幸介君、もう作文が出来上がったよ。
泣かなくても、悩まなくとも、良いんだよ。
思い出す絵を描いたり
絵に描いた様子を話したり
何度も絵を見てお喋りすると
頭に言葉が浮かんでくるからね。
話したことや、遊んだことを 良く憶えて置くんだよ。
話す時にはこのように録音すれば
何度でもお喋りを聞きながら書けるよね。
抜けて居たら継ぎ足すことも出来るからね。」