イケメン侯爵様とお試し結婚!?

「へぇ、面白そうな子だね。その子は結婚相手とかいないの?」

その言葉についつい動揺してしまうサイモン。

「へ!?い、いや、そんだけ変な令嬢だから、申し込みすらなく行き遅れていると聞いたけど・・・」

「ふーん、そっか。・・・貴重な情報ありがとう、サイモン」

そう言うと満面の笑みを浮かべ、熱気溢れる会場の中へ去って行きました。



なんてこった・・・。相当あいつも変な奴なんだな・・・。



そして、その後ヴァンは、アマルダの情報を独自で入手したのち、グランベール家へ結婚の申し込みをしたのでありました。
< 110 / 163 >

この作品をシェア

pagetop