イケメン侯爵様とお試し結婚!?
番外編4 サイモン、恋の始まり
「ヴァンの結婚が決まったそうじゃない。おめでたいわね」
騎士隊の控室。
そうサイモンに声を掛けたのは、騎士隊の唯一の女騎士であるクレアです。
彼女は王妃の警備を担当する、ヴァンやサイモンよりも6才程年上の女性です。
「色々あったみたいですが、ようやくこぎつけたみたいですよ」
「ふふっ、あのヴァンが1人の女性に躍起になるなんて、面白い話だわ。後で詳しく話してもらわなきゃ。見たかったわ、彼が右往左往しているところ」
「クレア様も相変わらず悪趣味ですね」
「え?そうかしら。だって面白いじゃない?いつも余裕の表情でいるヴァンが振り回されてるのよ?なかなか見られないでしょう」
クレアは5年程前に、とある子爵と結婚をしていました。
しかし、結婚後もクレアが騎士として忙しく任務に就いている中、夫だった子爵は別の令嬢と浮気。
それを知ったクレアは子爵に離縁を申し渡します。
結婚してからわずか1年の事でした。
騎士隊の控室。
そうサイモンに声を掛けたのは、騎士隊の唯一の女騎士であるクレアです。
彼女は王妃の警備を担当する、ヴァンやサイモンよりも6才程年上の女性です。
「色々あったみたいですが、ようやくこぎつけたみたいですよ」
「ふふっ、あのヴァンが1人の女性に躍起になるなんて、面白い話だわ。後で詳しく話してもらわなきゃ。見たかったわ、彼が右往左往しているところ」
「クレア様も相変わらず悪趣味ですね」
「え?そうかしら。だって面白いじゃない?いつも余裕の表情でいるヴァンが振り回されてるのよ?なかなか見られないでしょう」
クレアは5年程前に、とある子爵と結婚をしていました。
しかし、結婚後もクレアが騎士として忙しく任務に就いている中、夫だった子爵は別の令嬢と浮気。
それを知ったクレアは子爵に離縁を申し渡します。
結婚してからわずか1年の事でした。