イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「今日はもう終わりなの？」
「はい。今日は早出でしたから」
「そう。私も今日はこれで終わりなの。どう？まだ明るいけど、飲みに行かない？奢るわ」
「クレア様の誘いなら喜んで」
「じゃあ着替えてくるわ。ちょっと待っててね」

そう言うとクレアは控室から出ていきました。

クレアはヴァンとサイモンが入隊した時に、指導してくれた先生でもあります。
優しく、時に厳しく指導してくれたクレア。
サイモンは、今でもクレアの事を尊敬しています。

５分ほど待っていると、着替え終わったクレアが部屋に入ってきました。

「お待たせ。さ、行きましょうか」

纏めていた髪を下ろし、白いシャツにパンツ姿。胸元が少し見える位までボタンを外しています。
普段鎧をつけた姿しか見ていないサイモンは、その姿にドキッとしてしまいます。

「どうかした？」
「あっ、いや、仕事の時のクレア様しか見たことがなかったので・・」
「あら、そう？適当な服なんだけど」
「とっても・・・新鮮です」




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