イケメン侯爵様とお試し結婚!?
番外編５　ラフィアの恋３
「アマルダ様、ヴァン様がいらっしゃいましたが・・・」

３日後、伯爵様の屋敷へヴァン様がいらっしゃいました。
予定ではアマルダが屋敷へ帰ってから一週間後に来る予定でしたが、随分と早くの訪問。
アマルダは驚いて、飲んでいた紅茶を零しそうになってしまいました。

「ちょっ、４日も早いじゃない。一体どうして・・・」

アマルダは慌ててヴァン様を迎えます。
エントランスには、３日ぶりに見るヴァン様の姿がありました。

「ああ、久しぶりに見るアマルダ。会いたかったよ」
「会いたかったって・・・。随分と早いわよ。何かあったの？」
「特に何もないんだけど、アマルダがいない毎日が寂しくてね。我慢できず来てしまったんだ」
「寂しいって、そんな・・・」

顔を赤くして恥ずかしがるアマルダを、ヴァン様は優しく抱きしめます。
抱きしめられた事でアマルダの体温はさらに上がってしまい、のぼせてしまいそうです。



< 150 / 163 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop