イケメン侯爵様とお試し結婚!?
屋敷の中の応接間。
伯爵様は、というとあまりの衝撃の光景に気を失ってしまい、お休み中です。
そんなわけで応接間には、ヴァン様とアマルダの二人。
ラフィアが近くにいてくれようとしましたが、他の侍女に連れて行かれ、部屋の中で二人きりになってしまいました。
向かい合って座る二人。
ヴァン様は笑みを浮かべながらながらアマルダを見ています。
目を伏せがちに、その視線に耐えるアマルダ。
どうしてこうなったの?
そんなに私を見ないで、恥ずかしい!!
「・・・・で、いつにしましょうか?」
俯くアマルダをじっと見ながら、ヴァン様は言いました。
「・・・は?」
何の事か分からず、アマルダは怪訝な表情を浮かべます。
「は?って。結婚ですよ、結婚。私達の結婚の日取りはいつがいいですか?」