イケメン侯爵様とお試し結婚!?
けっ・・・こん・・・!?


その言葉にアマルダは愕然とします。


「え?い、いや、ヴァン様?私、私ですよ?こんな格好であんな出迎えしたら嫌になったんじゃあ・・・」

「嫌?斬新な出迎えで、面白かったですよ。流石アマルダですね」

「こ、断らないんですか?」

「どうして断るんです?私が結婚の申し込みをしたんですから、結婚するんですよ?」

目の前のヴァン様はにこりと、さらに笑顔を返します。

「で、でも私はあなたの事何も知らないですし。あなたも・・・」

「これから知っていけばいいでしょう?」

「私、周りからそばかす令嬢ってあだ名つけられるくらい変な女ですよ?」

「気にしませんよ。私は」

「・・・・なんか変な趣味でもあるんですか?」

「・・・失礼な。いたって普通ですよ」
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