イケメン侯爵様とお試し結婚!?
満面の笑みで答えるアマルダ。
その笑顔はまるで太陽のようにきらきらと輝いていたのでした。
その笑顔に、ヴァン様はついつい言葉が出てしまいます。

「ああ、初めて自然なアマルダの笑顔を見ることが出来ました。良かった。あなたのその笑顔を見たくてここを最後に案内したんです」

「自然な笑顔って、そんな」

アマルダは恥かしくなって、つい顔を背けてしまいます。

「私が仕事で家にいない時は、ここで畑仕事をしても構いませんよ」

「いいの!?」

「ええ。部屋に一日中篭るのはあなたの性分じゃないでしょうし。そのかわりといってはなんですが・・・」

「そのかわり?」

「私のお願いは聞いて下さいね?」


「・・・わかったわ、約束する」

最後の一言が若干気になったアマルダでしたが、この広大な畑と沢山育つ作物を前に、ついつい約束をしてしまったのでした。

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