イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「今日ここに来たのはアマルダに話があるからなんです」

「話ですか?」

「ええ。明日の夜、宮中で夜会があるんですが、それに私と出席してくださいね?」

そのの言葉に、アマルダからさっきまでの笑顔がなくなります。

「え!?夜会!?」

「はい。お願いしますね」

にっこりと笑うヴァン様。
アマルダは困惑した表情を浮かべながら、何とか断ろうとしていました。

「私何年も夜会なんて行ってないし、ダンスだって・・・」

「私のお願いは聞く、と約束したでしょう?」

その言葉にぐっと詰まるアマルダ。

確かに約束したけど・・・。
いきなり夜会だなんて・・・。
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