イケメン侯爵様とお試し結婚!?
せっかく気楽な生活をしてきたというのに。こんな面倒な事になるなんて。
どうやって父達を説得しようか。
行き遅れの令嬢らしくない女だからって、そんな変な男の所には嫁ぎたくはないわ。
そんな所にいったって幸せにはなれないのよ。
「どうやったら辞めて貰えるかしら」
椅子に腰かけながら、アマルダはラフィアに問いました。
「そうですね・・・。もう一度グランベール様とお話するしかないんじゃありませんか?」
「お父様と?」
「はい。アマルダ様に結婚を申し込むなんて、余程の変人としか思えませんし。もしかしたら何か裏があるんじゃないか、良からぬ事でも考えているのではないか?そう言えばもしかしたらグランベール様も折れるかもしれません」
・・・そうね。
相手がいかに変人であるか。
もしかしたら変な事を考えているのかもしれない。。
そう、とくとくと説得すれば、きっとお父様も折れてくれるはずよね。
「ラフィア、お父様の所に行くわ。再度お断りするように説得する」