イケメン侯爵様とお試し結婚!?

「これでわかりましたか？アマルダ」

「え？何がですか？」

「いや、今までのやり取りを見ていて、なにかわかりませんでした？」

「え？・・・あ、はい！普段優しい人を怒らせると非常に怖い！とわかりました。私もヴァン様を怒らせないように気をつけますわ！！」

「・・・・・・・・・」

違う、違うそんなんじゃなくて・・・
と、がっくりうなだれるヴァン様でしたが。


本当はアマルダも気付いていました。

ヴァン様がアマルダの為にここまでしてくれたこと。
ヴァン様の想いを。


しかし、今のアマルダには妙に恥ずかしくて言うことが出来なかったのでした。