イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「なっっ!」
それはない!
そんな訳・・・!!
と言おうとしたアマルダでしたが、なぜか言葉が出せません。
熱くなる身体。
高鳴る鼓動。
それはアマルダにとって初めての経験でした。
「・・・どうした?アマルダ」
「・・・いえ」
ストン、とまた椅子に座るアマルダ。
急に静かになったアマルダに、ヴァン様も驚いている様子。
アマルダは、ぼうっと目の前にある料理を見つめたまま動きません。
なに?この感じ。
なんでドキドキしてるの?
あれ?
あれえ?
もしかして、私、ヴァン様の事・・・・?