イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「それも・・・お姉様の仕業・・・と言いたいのね」
「・・・ああ。そう思いたくはないが」
はあ、とヴァン様はため息をつきました。
なぜ?
なぜお姉様がそんな事を・・・?
どんなに考えても、今のアマルダには全く理解ができませんでした。
「お姉様は小さい頃から、私と違って可愛がられて早くに求婚されて、幸せな結婚をしたはずなのに。昔も今も何不自由なく過ごしているはずよ。なのになぜ私に嫌がらせなんか・・・」