イケメン侯爵様とお試し結婚!?
アマルダは素直に抱きしめられたままそう答え、そしてヴァン様の身体に手を回しました。
その行動に少し驚いたヴァン様でしたが、にこりと微笑みアマルダの髪に顔を埋めます。
「ふふっ、なかなか素直な反応だね。嬉しいな」
「ヴァン様から勇気を貰ってるの。過去の自分とさよならしたいから。・・・この事がちゃんと終われたら、あなたに私の気持ちを言うわ。今まで認めたくはなかったけれど、認めざるを得ないもの」
ヴァン様の右手がゆっくりとアマルダの頬を包み、アマルダはヴァン様を見上げます。
見つめあう二人。
そして自然と二人の唇が重なり合うのでした。