あの夏〜Short Story〜
だ、れかにお姫様だっこされた…!?
「「「キャアアアアアアアア!」」」
…悲鳴!?
「い、イケメン…」
『へ?』
「顔…見てみなさいよ」
クルッと振り返って顔を見ると
『えええええええっ!』
「こんにちは、美月ちゃん♪」
クールな格好良い顔をして、髪の毛はミルクティー色…これこそ皆が騒ぐザ・イケメン…………
それよりも私が驚いている理由は…
『さ、智くん!?』
智「久しぶりだな〜迷子ちゃん♪3年ぶりほどかな〜?」
『もしかして2位って?』
智「ん?あぁそれ俺」
『…学校』
智「あ、それは仕事があって学校も了承してくれてるから」
『へ?仕事?』
智「あぁまあそれは保健室で、な?今周りが混雑してるから行くよ?」
『う、うん…!』
智「えーと、茉央ちゃんだっけ?下校する時に保健室寄ってやって」
茉「わ、分かった…じゃあ宜しくお願いします」
智くんにまた助けてもらうなんて…しかもこういう場面ばっかりで…絶対に鈍臭い女の子だって思われてるじゃん…!