俺の彼女が照れないんだけど。


「こんにちはー。妹の舞でーす」

「こんにちは」

「てゆーか、おにーさん。
チャラくない?

藍には似合わなーい」

「あんたっ!なんてことっ

バカ娘!!」

「いったぁい」



なんなんだ。

なんなんだ。


この子、
藍にすげー似てるんですけど!!!


「藍は双子なんです」

「え?おにーさんそんな事も知らなかったの??うわぁーダメじゃん」


藍に少々憎たらしさが混じってしまっているが、まぁ良しとしよう。


にしても、双子って結構違うもんなのか

妹の方はよく笑う。



「ふぅーしんど」

「藍!今日はどこいくの?」



可愛らしい笑顔を見せながら藍に駆け寄っていく藍Jr



「んーわかんない」


髪の毛をブラシでときながら視線をこちらに向けた藍の顔ときたら!



「うわぁ、おにーさんが藍のこと見てにやけてるー」

「えーきもい」

「うぐっ」

「もう………ほんとにこんな娘ですがどうぞよろしくお願いね」

「はい、こちらこそよろしくお願いしますっ」
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