俺の彼女が照れないんだけど。

＿＿＿学校にて



「藍ーおはよっ」

「んー」

「どした？なんか元気な…

あぁ、あいつか」



由莉亜の視線の先には、
友達と戯れる彼の姿


「また朝一でエロいことされたんだー」

「んーしんどい」


まったくちょっとあの人
どうにかして欲しいな



「それにしても急に寒くなったね〜」

「んー」



暑い暑い夏が終わり、秋も終盤。
季節は冬に変わろうとしている


冬は、寒いからきらい



「暁田くんってさ、毎朝藍の家まで迎えに来てんの？」

「んーそう」

「はっ！図々しい奴だな」



なぜか由莉亜は暁田くんを嫌っていて、また暁田くんも由莉亜のこと嫌ってる


「最近は家の中まで侵入してくる」

「はぁ？あいつ頭おかしいんじゃないの」

「今日は布団の中に入ってきた」

「はい死刑確定ぃぃぃぃ！！」



夏休みにデートした日から、家まで迎えに来てくれることになって

そして前以上に、
スキンシップが増えた。


とゆーかなんとゆーか



「藍ーっお昼たべんぞっ」

「んー」

「また寝てたのか？可愛いな

襲ってもいい？」

「はいアウトぉぉぉぉぉ！」

「ちっくそ女が」



こんな風に、教室の中でも大声で変態チックなことを言うようになった

その度に由莉亜とけんかしてる