俺の彼女が照れないんだけど。

「ってぇー…

あ、藍ちゃん!大丈夫!?」

「んー…」


何が起こったのか、よくわかんない



「藍!」

「由莉亜…」

「大丈夫!?だいじょーぶなの!?
あたしのこと分か…
ってそこの二人、待てやこらぁぁぁ!」



視線を上に向けると、青ざめた顔をして逃げようとする女の子二人



「あんたら、いま何しようとしたの」

「っあ、の…
最近、暁田くんがっ……相手してくんないから…ちょっと、こかしてやろうと思って………」


ダン!!!


「お前さぁ、頭おかしいんじゃないの」

「ひっ」



さすがにこれは誰もが息を飲んだ


女の子を壁に押し付ける暁田くんはどうみても不良以上の迫力


「わー怖い」


思わず、そんなことを口にしてしまった
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