もしもあの時…。(上)
「早く乗れよ。」
え、自転車は、無理だって…
「背中!遅刻すんぞ。」
滝沢くんはリュックを前にしょって待っている
「重いよ。松葉杖あるし…」
それでも、私を軽々おんぶして、右手に松葉杖をもって、早歩きをし出した
幸い私15分でつく距離だから、男の子なので10分もしないで校門についた。
「もう、いいから、おろして~」
みんなに、見られてるし…恥ずかしいよ…
「いいから。あと5分で教室つくのか?ばか、早くおとなしくしてろ」
はい…