もしもあの時…。(上)




涙が出てくる…



「………んで。泣くんだよ」



「だってぇ~滝沢くんしか私…………
滝沢くんがいいのぉ~……」


涙が止まらなかった…


「きっと…俺なんか守れない…迎えにいけねーや…矢崎に大切にしてもらえ…」



「いみわかんない。そうやって自分の都合押しつけてばっかじゃないの!!!」



もういい…滝沢くんのばか!



私は思いっきり平手打ちをした…


「ってぇ…だっておれ、お前のこと守れなかった…傷つけた…だから、俺なんか「ばか」」


滝沢くんは目を丸くしている




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