もしもあの時…。(上)


カバンからケータイを取り出して光希に、メールする。笠原君と、あゆかをうまくいかせたいから。協力してもらおう…初メールかも?なんて思いながら…

                
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                ┃
┃ ┃
┃光希(*´ω`*)?        ┃
┃               ┃
┃はじめてだね!        ┃
┃光希に協力してほしいんだけど ┃
┃もうすぐ夏休みでしょ?    ┃
┃光希、笠原君誘って海に行こ! ┃
┃あゆかが好きなんだって…   ┃
┃このこと誰にも言わないでね  ┃
┃               ┃
┃               ┃
┃               ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛


よし、送信っと…

ブー♪


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                ┃
┃ ┃
┃おう!            ┃
┃               ┃
┃初めてだなメール       ┃
┃俺も夏休み会いたかった    ┃
┃そうか!応援しようぜ。    ┃
┃うまくいくといいな      ┃
┃               ┃
┃               ┃
┃               ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛



なんだよ!メールだと優しいのかよ…

現実でもこれぐらい優しいといいな…なんて思いながら、光希の方を向いた。

目があった。私は、あわててそらす…



光希も。私のことみてたってことだよね!?なんて、照れちゃって…



< 210 / 292 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop