もしもあの時…。(上)


「ねぇ…どういうこと?彩奈はぼっちじゃないの?」


え。振り返ると…矢崎君がいる…

「明日遊びに行くんだ…へぇ。彼氏と?彼氏できたの?」

矢崎君の声がいつもより怖かった…

「そ…そうよ!彩に彼氏できてもいいじゃないの!」

涼花が、にらみつける!

「は?黙れよ。俺は彩奈が好きなんだよ、ずっと彩奈は、俺のもの…」


「ちょっと離して…」


私は、手を引っ張られどこかへ連れて行かれる…

やめて、離し…て

「離して!!」


私の話を全然聞いてくれない…




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