もしもあの時…。(上)


「最低だな。滝沢。女泣かせるなんて、俺は泣かせたりしないから」

矢崎君がいう
私はそんな言葉これっぽっちもうれしくなかった。すこしでも、光希に一ミリでも好きって思ってほしかった…

「じゃぁ、滝沢殴らせろ。」

光希は立ち上がる…




何度も何度も殴られてる…




やだよ。こんなの。見たくない。あんなこと言われても、まだ好きでいてくれるって期待しちゃって…

だから…私は…


「もうやめて!!!!!」


光希の前にたつ。

矢崎はそれに気づかず私を殴ろうとした


「あっぶねぇんだよ!」


光希が私の前に立って私に覆い被さった…


「邪魔すんな。うぜーんだよ。これは俺と矢崎の問題だ。邪魔すんな。」


なんで、助けたの…わかんないよ…光希…教えて。なんで助けたんですか…好きじゃないなら守らないでよ…


私は、大泣きした…
その後の記憶はなくて…
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