もしもあの時…。(上)


太一がずんずん歩いていく

「太一ー?海入ろうよ」
 
太一が足を止める

「あっあー。俺もちゃんと告白したいから、していいか?」

え?告白?じゃぁ、私たちつきあってないの?
私はうなずく

「付き合ってくれ」

しってる!私は光希しか見えないの…ごめん

「ごめんなさい…」


「は?許さねーよ…」

え。なによそれ!意味分からない…

「私、あなたと付き合うなんていってない」

太一の顔が険しくなる…

「滝沢の動画クラスに見せていいのか?」


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