もしもあの時…。(上)
 


太一が座る。

「膝の上座れよ…」

「はぁー?やだよ!」

「いいから。な?」

太一は、『座らないとどうなってもいいんだ?』
という顔をする


「もう…」

私は、座る


太一は座るとすぐに私をいじめた…

「我慢しろよ」

耳元でつぶやく


え?

光希の指が私の中に入る…

あゆかも笠原君も気にせず話している

「ラブラブだねー」…なんていいながら


「やめ………て。」


「我慢しろよ…」
耳元でつぶやく…


「んふっ」

あゆかたちがこっちをみる。


「んー。今日も暑いよねー!」


「そんな、ラブラブしてるからだよ。」


「だね…」


声がでるのをごまかせない…なんて意地悪なのだろう…

< 251 / 292 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop