もしもあの時…。(上)


「先輩俺の彩奈とらないでください」

太一だ…


私に近づき私をベッドに押し返す

「先輩?こいつの嫌がるところみたいっすよね!?」

「やめろ。離せ」


青山先輩は、私から太一を引き離す…


「これ?どうなってもいい?」

太一は携帯を開く…


これがあると私は太一から逃げられないことぐらいわかっている…
だから、今回もきっと…


「なんだこれ!見せろ」


先輩は、動画を再生し始める。私の声とかが、保健室に響き渡る…
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