もしもあの時…。(上)
「これって。性的暴力だろ?笑あと、お前暴力してるし…
それがいやだったら消せ…」
「くそっ…勝手にしろ…」
太一は携帯を取られ、先輩は、太一の携帯の動画を消した
「んで、彩奈ちゃんだっけ?別れないの?」
「そっそれは…」
太一の方を向く
悲しそうな顔をしている…でも…私は光希じゃなきゃいやなの
「別れてほしいです
本当に太一が好きになったら今よりもっと大切にして愛してほしい…」
太一と目が合う…涙が見えたのがわかる
「すまん。ごめん。最初からこうやってればよかった…いいよ。俺が悪かったあきらめる」
太一の声がふるえているのがわかる。そりゃそうか、夏休みは、太一と一緒にいたしね
「いや!あきらめないで!頑張って私を振り向かせてよ?ね?太一といるのたのしいよ!」