もしもあの時…。(上)
「彩奈……おれ、がんばるわ…あとすまん。滝沢のこと…」
光希…でももう私のこと好きじゃないのかな…
そう思ったら、悲しくなる
「うん!」
「じゃぁ、おれいくわ」
太一は、教室に戻る
ふぅー…ため息をついた
「彩奈ちゃんだっけ?大丈夫?」
はっ…
「青山先輩ありがとうございます!」
「そんなお礼を言わなくても、俺のも動画消しといたから。つらかったな。」
「大丈夫です!」
私は笑顔で笑う
先輩の顔がほんのり赤く見える
「おう。名前教えてくれないか?」
「あっそうだ!自己紹介!上野彩奈、バスケ部に入っています!一年K組です」
「俺は、青山陸、バスケ部にはいってる!三年K組だ!」