もしもあの時…。(上)



「ありがとう!太一」

「おう。無事だったか?」

太一は私の頭をはらってくれる。

「うん!」

それにしても汚くなっちゃったなぁー。


渡邊くん待ってるのに…

「彩奈この後予定ある?」

太一は下を向いている

「あ!そうだ待たせてるんだ!なにかあるの?」

「いや。なんも。」


「じゃぁ私行かなきゃ」


私は走り去った。


なにかいいたいことあったのかな。

まぁいいや。
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