コレが私の旦那です。
嫌いで嫌いで、顔も見たくない、声も聞きたくないほど嫌いだったのに結婚してる今。




夫の猛烈な愛情をぶつけられた3年間で、とうとう私も絆されてしまった。




夫以外の人と付き合った事だってあるし、このまま結婚するのかなぁって思うことあったけどハッピーエンドになる事はなかった。




恋や愛にドキドキハラハラするのって面倒臭いって思い始め、ガッツリ仕事した方が楽しいかもって決めた時だった。




「ずっと、ずっと好きだったんだ。嘘じゃないよ！あんなことしてしまうぐらい好きなんだ！付き合って欲しい！いやっ、結婚して下さい。」




仕事帰りにいきなり呼び止められ、いきなりプロポーズをされたが頷く女なんていないだろ。




「嫌。無理。」




きっぱりとお断りをし、通り過ぎようとしたがガッチリと腕を掴まれてしまった。




ドッキリなんだろうか、何かの罰ゲームなんだろうかと思考を巡らせてる間にもなんやかんやと言い募る男に見覚えはあったが私が本気にすることなんか絶対ない。




だって・・・・あなた・・・・




「・・・芸能人じゃない。」




いきなりプロポーズして来た男は、ドラマにCMにラジオに雑誌にと引っ張りだこな芸能人様だった。







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表紙・目次

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