地味子の秘密♪
音羽said
ー廊下ー
「鈴さん、美樹さんにはSクラスに入ってもらいます。」
何それ?聞いたことないんだけど……
「Sクラスって何〜?」
お!優花!ナイスタイミング!
「Sクラスには、成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗、族の幹部以上の人がいます。」
そうなんだ!
「「私は、成績優秀で入るんだよね?」」
あ。優花と被った。
ていうか……
「「鈴(美樹)は容姿端麗でしょ?(だよね?)」」
これも被ったね~。
「えっと……2人には成績優秀で入ってもらいます。(本当は全部なんだけどな……)」
ふーん。
まぁ、優花と同じクラスだしいっか♪
「着きました。私が合図をしたら入ってこ……入ってきて下さいね?」
「「……うん。」」
今、入ってこいって言おうとしたよね……。
ガラッ
「おい!静k((「ぎゃははは!!!」……」
「今日はt((「それおもしれぇな!!!」……」
チッ……うるせぇな……
「おい!静かにしろっつってんだろ!!餓鬼共が!!うっせぇんだよ!!(やべぇ!音羽が怒る……!)」
シーン
やっと静かになったな。
「……鈴さん、美樹さん入ってきて下さい。」
(橘先生が敬語!?by.クラスのみんな)
よし!行くか!
ガラッ
ザワザワ
「ピンク色の髪の子、可愛くね!?」
「隣の奴、地味すぎだろ!ブスだし!」
ザワザワ
男子がほとんどで、女子はあんまりいないね~
て、いうか五月蝿いし……
「静かにしろ!!」
シーン
「では、2人とも自己紹介をお願いします。」
「小澤 鈴だよぉ♪みんなぁ!よろしくねぇ♪」
……優花は可愛いねー……
次、私か……
演技しなきゃ……
「あ、有栖川 美樹ですっ…!」
「えっ……美樹さん、それだけですか?」
「えっと……?」
「いや、よろしく……とか」
……は?
「よ、よろしくするつもりはないので……」
「おい!地味子!調子のんなよ!」
「橘先生!なんでこんな地味子に敬語使ってんすか!?」
ザワザワ
煩い……
「……あn((「黙れ!美樹さんも鈴さんも怒ったら怖いだぞ!?だから、黙れ!!」………」
ふざけんなよ、むーちゃん?
私の言葉を遮った上に、何失礼なこと言っちゃってくれてんの?
「……むーちゃん…席、どこぉ?(ニコニコ)」
優花も完璧怒ってるじゃん。
「ま、窓側の一番後ろとその隣……です……」
「ありがとぉ♪」
あー……優花、むーちゃんに何か小声で言ってるねー。
顔、青ざめてるし。
「むーちゃん、ありがと…!」
「後で覚えとけよ?亜夢(ボソッ)」
怒ったときとかは、呼び捨てなの★
先に席に行った優花は……さすがだね!
私の考えてること分かってる♪
私、窓側の方がいいなって思ってたんだけど、優花はその隣の方の席に座ってるからさ!
……私達の周りの席が空いてる?
窓 空 空
窓 空 空 空
窓 音 優 空
↑図で説明するとこんな感じ?
それより……優花にメール送ろっと♪
ちなみに、私と優花のスマホはちょっと仕掛けがあって他の人から見られないようになってるんだ!
だから……
【優花、仕事する?】
【私はするよぉ♪音羽はどうする〜?】
こんなメールをしても、バレないんだ♪
って……やっぱり優花は仕事するんだね〜!
あっ!仕事っていうのは、会社の仕事だよっ☆
私と優花で、会社の社長やってんの♪
アクセとか服とか売ってるよ~
『melody』っていうの!
もちろん、お母さん達は知ってるよ!
【優花がするなら、私もしようかな!】
【じゃあ、私はアメリカの方をやるからぁ〜音羽はフランスの分をよろしくぅ♪】
【了解!あっ!パソコンだよね?】
【もちろんだよぉ〜♪パソコンの方にデータが送られるはずだよぉ☆】
今日やるのは、翻訳の仕事!
外国から来た依頼を日本語に翻訳するの!
でも、1人じゃ大変だから優花と2人でやってるんだ♪
「むーちゃん、パソコン使うねぇ♡」
「はい。」
(パソコン!?それを許す橘先生!?あの2人と橘先生ってどういう関係なんだ!?by.クラスのみんな)
ん?優花からメール?
【音羽~今日ってアイドルの方の仕事あったっけ~?】
【あるよ~!午後からだから、学校には昼までしかいれないよ!】
【終わったら、アレ行けるぅ~?】
【うん!行けるよ!】
【なら、終わったあと行こぉ?】
【OK!楽しみだね!】
【うん!じゃあ、さっさと翻訳の仕事終わらせちゃおっかぁ~♪】
アレっていうのは、お楽しみに♪
じゃあ、パソコン出して~メール確認っと……。
フランスの分をやって……。