上等ぢゃん!~何でもかかって来い!!~
あたしは椎名の腕を掴んだ。
「あ、あぁ…」
未だに信じられない顔をしている。
「いい?あたしは男装したときは“俺”って言うから、あんたも話し合わせてよ!」
と小指を目の前に出した。
「…わかった」
と、あたしの小指と自分の小指を絡めた。
―*―
「…ここが溜まり場か…」
「あぁ…。あ、それと、さっきは争って言えなかったけど、俺たちの族は基本喧嘩が多いから」
「あぁ…わかった」