上等ぢゃん!~何でもかかって来い!!~
―…放課後


「五通」


約束通り、椎名が迎えに来た。


「あ、うん」


私は椎名の元に向かい、振り返って言った。


「じゃあね、みんな!」


「「頑張ってね(れよ)ー☆」」



みんなに手を振って、体の向きをもとに戻した。


「行こっか」



あたしたちは隣りに並んで、学校を出た。




「ねぇ、お金のことなんだけど…15000でいい?」


あたしは自分より背の高い椎名を軽く見上げて言った。



「あぁ、うん」



………会話終了。


早っ!!



私たちは沈黙という空気に包まれた。





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