上等ぢゃん!~何でもかかって来い!!~
「え…?だって五通は女じゃ…」


「女だよ?(笑)」


「じゃあなんでお前は……」



怪しげな目であたしの顔、体、格好…全体を見る。



「だから!男装だよ!!だ・ん・そ・う・!!」


「だ、男装ー!?!?!?」



椎名は木霊するくらい叫んだ。



そう。あたしの今の外見は…。黒の短髪のヅラに、ノーメイク。
服装は、男物のTシャツに、派手なGパンを腰パンしているという、完璧は男装をしていた。



「なんでそういうの…もしかしてお前…」



そこで椎名は後退りし、軽蔑の目であたしをみた。



「勘違いしないでよ。あたしはオカマでもオナベでもないの!ただ、一回サッカー部の助っ人で行ったときに男装グッズを揃えてたの。服はお兄ちゃんのだし…。それに代理の頭が女じゃ信用してくれないでしょ」


「あぁ…考えてるだな…」


普通だよ!


それより、



「早く行こっ!」





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