【完】学校1のモテヤンキーの彼女になった私
「んでさ、彩月が…」
いつの間にか付き合い始めた悠真と大野。
ノロケ話を聞くのが最近の俺の日常。
ただ最近は嫌味にしか聞こえねぇ。
だから聞き流している。
聞いたフリして全く聞いてない。
親友が好きな人と付き合えたことは祝福してやりたいと思う。
でも悠真のノロケを聞く度にゆっちゃんとの思い出が頭の中を駆け巡る。
そして何度も落ち込む。
それの繰り返し。
だから聞かない。
今日もそうだった。