【完】学校1のモテヤンキーの彼女になった私
「いや…」
俺が断ろうとした時、
『私の彼氏、ナンパしないでください。宙人は私の宙人だから』
ゆっちゃんが俺と店員の間に入ってそう言った。
「えっ、あっ…」
『行こう』
動揺している店員を置いて俺からアイスを取ると、空いた手を引っ張られる。
早歩きで歩くゆっちゃん。
「ゆっちゃん?」
怒ってる?
止まることを知らないかのように声をかけてもゆっちゃんの歩く足は止まらない。
「ゆっちゃん!」
人気が少ないとこまで来てゆっちゃんを引き止めた。
アイスは少し溶けている。