【完】学校1のモテヤンキーの彼女になった私
ギャル様独特の匂いがする。
キツいぜ!
さて、勇気を振り絞りLet's go!
『あの~私達の彼氏に何か御用ですか?』
ギロっと見てくるギャル様方。
おー!
怖い怖い!
「誰この地味」
「地味ってか平凡?」
「そんな子の彼氏がこの人達じゃないでしょ?」
キャハハか、ゲハハか、知らないがそう笑われた。
言われなくても分かってるよ…
平凡だって…
宙人と釣り合ってないのもわかる。
でも…
そんなわかってること他人に言われると…
『ムカつく』
「あ?何て?」
「聞こえないわよー、チービ」
ブチブチ
ごめんね…
今キレる音しか聞こえないみたい、テヘッ。
『さっきから黙ってりゃ好き勝手言って!
自分で自分は平凡ってわかってるわ!
チビなのも認めてるわ!
でもね、彼氏思う気持ちはあんた達に負けないし!
負けてないし!
とりあえずこの人達に私達の…』
ぎゅっ
言葉を遮られて抱きしめられた。
「これ以上俺の彼女侮辱したら…
いくら女だからって容赦しねぇかんな」
「俺にも可愛い想い人がいるから無理♡
さっさとどっか行ってくれねぇ?
目障りだわ」
山中くんも彩月の事を抱きしめていた。
彩月顔真っ赤!
可愛い♡
宙人と山中くんが冷たく言い放つと
ギャル様方はブツブツ言いながら去って行った。
「ゆっちゃん大丈夫?」
心配そうに顔を覗きこまれる。
『今更ながら震えてきた…』
意外にキツかったみたいだ…あれ。
「ありがとな。
よく頑張りました」
優しく頭を撫でられる。
やっぱり宙人が彼氏でよかった、
なんてね?