【完】学校1のモテヤンキーの彼女になった私
「夕紀って背小さいよな」
『いきなりどうしたの?』
松山くんが転校してきて一週間が経った。
みんなも慣れたようでキャーキャー言わなくなり、
普通の同級生として接するようになった。
「小さくて可愛いな、って」
『それ褒めてる?貶してる?』
「一応褒めてる」
『一応って何!』
なんて冗談を言いながら笑い合う日々。
「ゆっちゃーん!現文見せてー!」
『またして来てないの?彩月』
「お願いー!」
『どうぞ』
「ありがとう!ゆっちゃん様!」
「夕紀って頭いいの?」
「あたしより何倍も頭いいよ!いつも課題見せてくれる優しい子!」
『そんなに煽てても何も出ないけどね?』
「やっぱり?」
やっぱり彩月と話すの楽しい。
もちろん松山くんも楽しいけど、
1番は宙人だよ。