【完】学校1のモテヤンキーの彼女になった私
宙人side
最近ムカつく。
あのJUNYA改め松山惇也!
ゆっちゃんと親しすぎる!
絶対ゆっちゃんの隣にいる!
大野よりいる率が高い!
ゆっちゃんも嫌な顔せず話してる!
…まぁそこはゆっちゃんのいいとこなんだけど
でもムカつく!!
アイツ…絶対、ゆっちゃんのこと…
そんなことを頭の中で巡らせていた。
「高澤くん、いますか?」
「あ?」
俺の名前を呼んだのは松山だった。
「何?」
無意識に冷たくなってしまう。
「これ、夕紀から預かった。手紙」
「ゆっちゃんが?」
いきなり手紙!?
ゆっちゃんじゃないかもしれないと思ったが、
ゆっちゃんの綺麗な字で“宙人へ”と書かれていた。
「サンキューな」
「いや」
そう言って松山は帰った。