Last Love



「あれ?」



入った瞬間に気づきた違和感。

3ヶ月ぶりだけど、すぐに気づいた。

それまで、何度も入っていたのだから。

部屋の中で1番存在を主張しているベッドが、あの時と変わっていた。

それどころか、部屋の中の配置が換わっていた。

私が何に気づいたのか分かったみたいで、和くんが答える。



「あの現場見ている訳だし、未遂とはいえ彼氏と他の女が使ったベッドは嫌だと思って。
ならいっそのこと配置換えしようと思って。引っ越しなんて簡単に出来ないし」


「え?そこまでしなくても……」


「どちらにしろ、引っ越しは必要だね。2人で住むんだから」



笑顔でそう言われて、顔が真っ赤になる。

そんな私を見て、優しく笑いながらベッドに座らせた。

そして、そのままゆっくりと押し倒される。

優しくキスをしたあと、私をじっと見る。



「本当にいいの?この先進んだら、もう止められないよ?たぶん、今ならまだ止められるから」




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